新型コロナの感染拡大を受け、県民に「できるだけ自宅で過ごして」と呼びかけた週末に、
福井県の杉本達治知事が、妻と高級レストランに行っていたとして謝罪した。
県内で感染者が増加していた7月30日、知事は会見で、
「今週末は最大限の注意を」「外出をお考えの場合も日程変更ができないか検討いただいて、
慎重に判断を」など、強いメッセージを出した。
だが翌31日、知事は59歳の誕生日を迎え、妻と2人でレストランへ。
本人のツイッターに「今夜はミシュラン星のお店で家内とお誕生日会です」とツィート。
個室を利用し、「マスク会食」だったという。
3日の会見で知事は「自宅の延長のつもりだった」などと釈明。
「県民の皆さんに混乱を与えたということについては申し訳なく思っていて、謝罪を申し上げます」と述べた。
‘@医師会の中川俊男会長同様、感染対策や要請は守っているというのだろう。
上級民とされる人物たちは、なぜ、こうも身勝手な人間ばかりなのだ。
そして、ぬけている。
杉本知事も、よほどうれしかったのかもしれないが、ツィートしなくてもいいだろう。
結局、彼らの新型コロナに対する本気度が感じられなくなる。
そして、市民は国や自治体の要請を聞かなくなる。
この杉本知事や中川会長の行動が市民に与える影響はとても大きいということに気付かない。
だから国や自治体は同じ過ちを何度も繰り返し、国民は要請を聞かなくなっている。
首長の責任は重大だ。