予防接種法に基づく接種で健康被害があれば、国が治療費や障害年金などを補償する、
「予防接種健康被害救済制度」がある。
市町村に申請し、外部有識者からなる厚労省の疾病・障害認定審査会が、
因果関係を認定すれば給付が受けられる。
新型コロナワクチンも対象に含まれ、19日の分科会で、申請があった計41件を審査。
18~83歳の女性37人、男性4人で、いずれも重い副反応の一つのアレルギー反応「アナフィラキシー」や、
急性アレルギー反応、アナフィラキシー様症状の健康被害があった。
このうち29件を認定し、12件は判断を保留した。
ワクチン接種後の死亡は7月末までに計919人だが、因果関係は一切認めない。
副反応については多少認めるが、死亡に関しては絶対認めない。
検討する専門部会は接種との因果関係は評価できないとしている。