埼玉・戸田の公平病院、コロナ専門に。
埼玉県戸田市の公平(こうだいら)病院(公平誠院長)は31日、
計68床全てを新型コロナウイルスに対応した主に中等症患者の入院を受け入れる専門病院に移行した。
同病院によると、民間のコロナ専門病院としては全国でも最大規模。
数カ月間の時限的措置で、外来や在宅医療では一般医療を続けていく。
公平院長は「地域全体の医療を最適化する上で、すみ分けは効果的だ」としている。
同院では、今年3月にプレハブ病棟でコロナ対策病床22床を確保。
その後、感染拡大に伴い、院内の病床を4月に12床、8月に10床をコロナ対策に転用してきた。
院内の残りの22床に、新設した2床を加え、計68床で対応する。
中等症患者への酸素投与が可能な病床の需要は高く、橋本恵美子看護師長は
「最近は週末2日間で計21人の入院を受け入れた。搬送に4時間くらいかかっていた事例もあった」
と切迫した状況にあるという。