政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

日本、新型コロナ統計崩壊。

世界と比べて明らかな検査不足。その結果の統計崩壊。


希望的観測を全て蹴散らしたオミクロン株。

意訳。



牧田寛・工学博士

2021年11月24日

10月上旬に、第5波が収束に向かっていると言う記事を書きました。

10月中は新規感染者数の減衰が継続しました。

ところが、10月末から11月前半にかけて、全国の複数の都道府県で、

一斉に新規感染者数が増加に転じています。

台湾方式の介入を行えば、3ヶ月程度で、中国式の介入では2ヶ月程度で国内からウイルスを完全に排除し、

後は水際防衛に専念すれば、国内では社会的距離の確保もマスク着用も不要となります。

筆者は、第6波は日本の半分で10/15頃に実際の感染拡大が始まっており、

第6波の極大期は1月中旬以降、社会への影響は12月中旬以降に始まると考えています。

ただし、情報不足でSurgeの規模(波の高さ)は分かりません。

悪いことに年末までには接種完了者の半分で感染を回避する抗体免疫は事実上無効になっていると考えられます。

いまから十分な備えをしてください。特に医療従事者は、今のうちに体と心を休めることを優先してください。


牧田寛 

2022年02月08日

ο株が2021年11月29日に空港検疫で発見され、12月中下旬、

12月20日頃から沖縄県、中国地方で第6波が、オミクロン株主体に変わり始め、

年末年始には、ほぼ全都道府県でオミクロン株に置き換わりました。  

一番遅かったのは東北で、例えば宮城県では2022年1月4日には、

日毎新規感染者数の波形がオミクロン株の特徴に急激に変わっています。  

正確かつ正式なドミナントの推移は、国立感染症研究所(感染研)による、

ゲノム調査結果を待つことになりますが、本邦はゲノム調査がとても遅く、

確定値が出るまでには8週間を要します。

そのため筆者は、日毎新規感染者数統計の波形変化から優位に立つ変化を推定しています。



「オミクロン株は、弱毒性で普通の風邪」などという、科学的にも医学的にも何の根拠も無い、

風説を撒き散らす人やメディアが本邦でも多数見られ、政府もそれに惑わされてきましたが、

案の定、2022年2月3日現在で日毎死者数はデルタ株の第5波を上回り、

過去最大の第4波を上回ることはほぼ確実です。  

加えて過去最大の死者数を計上した第3波もおおきく上回ると見込まれます。  

これは、SARS-CoV-2が空気感染する上に、

オミクロン株が「もはやこれ以上の感染力を持つ株は現れないだろう」と言われたデルタ株を桁で上回る、

麻疹(はしか)並みかそれを超える感染力を持つ株であるためです。

検査の飽和による統計の歪みを補正すると、

デルタ株の10倍以上の高さの波となっていることが根本的原因です。

また、沖縄県のように死亡統計が集計の遅れで45~60日程度遅延している自治体を除き、

多くの自治体の死亡はオミクロン株の波が始まっています。

このことからも、ワクチン接種による死亡回避が発揮されているとしても、

第2波の欧州系株程度の毒性は少なくともあると筆者は考えています。  

以上の事実はオミクロン株が、インフルエンザでも強毒性のアジアかぜなどより強力であることを示します。

一方で、インフルエンザ対策に比べれば強力な感染症対策を本邦では民間の個々人主導で行っていること、

第1世代COVID-19ワクチン接種事業の成功などによってスペインかぜほどの死亡は生じなくなっています。  

少なくともオミクロン株は弱毒性でただの風邪などと言う極めて非科学的かつ根拠のない主張は、

オミクロンの前には鎧袖一触(打ち負かされること)となりました。

牧田寛 著述家・工学博士



‘@データーをもとにかなり分析していると思われるが、私と同様の見解。

いまでは、数少ない「オミクロンを舐めるな」派だ。

新形コロナによる死亡者が増えているのに、現実から目を背けて、

高齢者が亡くなっても、オミクロンは風邪。

政府や自治体が、やっと、事の重大さを認識して、アタフタし出したが、

メディアが報じた「オミクロンは軽症」が一人歩きし、その歩みは止まらないどころか加速している。

専門家でさえ、「オミクロンは風邪」と述べる。

風邪でそんなに高齢者が死ぬのか。

風邪でそんなに病院が逼迫するのか。

病院に入院している人は、決してそんなに軽い症状の人ではない。

風邪と同じだと緩めれば、病院はさらなる逼迫を招くのは自明の理。

感染した人が普通に働けば感染はさらに拡大する。

いま、国民の多くが対策をしてくれているから、完全に崩壊しないで持ちこたえているのだ。

テレビに出ている専門家とされる人たちも、テレビに出たいが故に、MCやコメンテーターが、

間違ったことを発言しても指摘しない。

彼らの責任は重大だ。

だから、感染がが拡大しているのだ。

国がどんな手を打とうが、基本、国民一人一人が、しっかりと感染対策をしなければ、ウイルスは入り込む。

メディアは、ワクチンよりも何よりも、一人一人が感染しないよう訴えるべきだ。

それが、高齢者を守ることにもなる。

メディアは国民に訴えると反発が怖いので、国を批判する。

国を批判していれば楽で、多くの人の賛同が得られる。

しかし、ウイルスは、基本1人1人が非感染の気持ちを持って対応しないと負けてしまう。

自分は感染しても軽くて済むが、その影響で、弱い人間が亡くなる。

それを良しとする風潮に私は異を唱える。