アパホテルに 他のホテルの2倍以上で「優遇」
大阪の吉村知事は、新型コロナ感染者の宿泊療養用ホテル41施設のうち19ホテルが、
1人1日計2700円の弁当代から経費として最大700円を“中抜き”をしていたことを3月11日、公表した。
アパホテルなどが食費を“中抜き”、府が公式にホテル側に見直しを求めた格好だ。
2021年4月から22年3月までに大阪府は宿泊療養用ホテルに対し、
使用料及び賃借料、食費、飲料、その他経費として計272億円を支出。
うちアパホテル(9施設)に対しては、40億7720万円(1月末時点)と突出した額を支出していたことが、
AERAdot.調査で判明。
コンソルト、スーパーホテル、東横インなどはいずれもアパホテルの半額以下となっている。
大阪市内のアパホテルが21年1月、府へ提出した請求書によると、
食費は1食700円、飲料(500ml)1本は130円。さらにゴミ回収・処理費は1袋(50L)で破格の1万円、
リネン一式は5000円などとなっていた。
一方、大阪市内の大阪アカデミアホテルがほぼ同時期に出した請求書んいは、
食費は1食500円、飲料は100円(同)、ゴミ回収・処理費(同)は1袋(同)5000円、リネン一式は4000円などとなっていた。
宿泊療養者らの証言からアパホテルの食事は「粗末で中抜きがひどい」と指摘されていたが、
部屋の清掃やゴミ処理などについても、アパホテル優遇の問題があった。
大阪市内のアパホテルで1月まで清掃の仕事をしたBさんはこう明かす。
「弁当は毎日100~200食近くが廃棄されており、ゴミは1日2回、
ペール缶と呼ばれる白いゴミ箱に突っ込んでいた。それをゴミ回収業者が定期的に取りに来ていました。
清掃やゴミ処理は杜撰でした。ゴミ袋の数量計算もアバウトで正確な数字ではない時もありました」
府関係者は「日本維新の会とアパの仲が良いということは府職員みんな心得ているところです。
宿泊療養ホテルの件も府からアパさんにお声がけしてやっているわけです。
多少の問題があっても正直、気を遣います」と明かした。
日本維新の会の石井苗子参院議員が3月4日、わざわざ「#アパ」と付けて発信したTwitterには、
<本日、赤坂見附のアパホテル本社2階に事務所を開設しました>と記された。
石井議員はアパホテルが新潟や名古屋でオープンした時のテープカットに駆けつけたり、
アパグループの元谷外志雄代表が塾長を務める「アパ日本再興財団・勝平塾」の講師を務めていた。
‘@再三指摘しているが、大阪府民が維新の悪行三昧を了承しているのだから致し方ない。
ただ、国民の税金を使わないで、府内で賄うべきだ。
宿泊療養ホテルは使用料の他、食事、清掃、警備などあらゆる経費が国庫で負担されている。
その他もろもろの国の金。直ぐに返還すべきだ。
許される行為ではない。国賊と同様だ。
このままでは大阪自体を嫌いになる国民がますます増える。
山口先生は、「維新」と聞いただけで悪寒が走ると、身震いした。