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​なぜ日本は“安く”なった?

なぜ日本は“安く”なった?


日本の物価が欧米に比べて安い理由をテーマとした講演会がニューヨークで開かれた。



5日、ニューヨークではコロンビア大学国際関係公共政策大学院の伊藤隆敏教授が、

「なぜ日本はこんなに安くなったのか」をテーマに講演。



伊藤教授は東京のラーメンの価格はニューヨークの4分の1と紹介し、

日米の金利差の拡大を背景に円安が進んだことに加えて、

過去の長い期間、日本でデフレが続いたのに対し、欧米ではインフレが続き、物価の差が広がったと分析.

そのうえで日本が“安い国”から抜け出すには生産性と賃金を上げる必要があると指摘。


伊藤教授は「日本でもようやくそれに気がついて日本が安くて買われてしまうのではないかと心配する人もいて、

海外に旅行に行った時に物が買えなくて大変だとなっている。

しかし、よくよく見ると日本が「安く」なったのは、かなり長い期間じわじわと進行してきたことだ。

体力そのものを上げていかないと安い日本は変わらない」と強調。

(よくよく見なくても、安倍政権下アベノミクスと称して円安方向に強力に推し進めてきたのは明々白々。)



アメリカの場合は物価が上がるけれども賃金も上がるということが長く続いてきた。

物価上昇率も長期的に見ると2%の目標を達成してきた。

一方、賃金も、交渉する時に物価が2%上がっているんだから、

賃金も最低2%上がらないと暮らしていけませんよねということで、2%プラスマイナスで賃金が決まっていた。

日本の政策も重要な要因だ。



日本の生産性は長いあいだほかの国々ほどの速度では上昇していない。これは長期的な要因だと思う。

‘@要は、『アベノ三串』は失敗だったということだ。