60代男性が、ある日手足の痺れを訴えてクリニックを受診したところ、
MRI検査の結果脳の中央部の血管に直径8ミリほどの小さな梗塞が見つかった。
しかし着目すべきは、この男性がそれまではいたって健康体だったこと、
そして診断の2日前、5回目のワクチン接種を受けていたことだった。
診察した千葉新都市ラーバンクリニック院長の河内雅章医師が言う。
「ワクチン副反応に関するデータを見ると、接種直後に血栓症を起こす可能性は少なくないようです。
その男性も、ワクチンによる血栓で脳梗塞を起こしたのではないかと私は考えています。
この患者さんは幸い助かりましたが、もっと高齢の方や認知症の方だと、
異変を訴えることもできないまま亡くなってしまうでしょう。
ワクチン接種が盛んに行われた時期と一致して、超過死亡が大きく増えていることを見ても、
ワクチンが何らかの悪影響を及ぼしているのではないか、と考えざるを得ないのです」
昨年11月には、加藤勝信厚労大臣が参議院本会議で「両者の因果関係を論じることは困難」と答弁。
慈恵医科大学は昨年10月、「ワクチン接種率が高い国ほど死亡率の増加が少なく、
日本はトップクラスに超過死亡の増加を抑えている」という研究結果を発表。
しかし名古屋大学名誉教授の小島勢二医師は、こうした言い分も、'22年に起きたことを分析すると疑わしいと語る。
「これらはいずれも'21年秋、つまり2回目接種までのデータにもとづいた主張です。
まず、'21年12月から始まった3回目のワクチン接種のときには、10週間後の'22年2月から超過死亡が増えはじめ、
3月にかけてピークを迎えています。
もっともこれだけでは、同じ時期にコロナ感染者が増えたことによって、超過死亡が増えただけの可能性もある。
そこで私は、'22年に行われた追加接種の回数と超過死亡の関係を、
日本だけでなく韓国などのアジア各国や欧州の国々ともあわせて調べてみました。
すると、慈恵医大の発表とは違って、追加接種率が高い日本やベルギー、台湾などの国ほど超過死亡が多くなる傾向があったのです」
つまり「1回目・2回目接種後の超過死亡と、3回目接種以降の超過死亡は別物」という分析結果が得られたのだ。
ワクチン接種後「急激に衰弱する」「がんが急速に進行する」