岸田総理ウクライナ訪問、子供じみた批判。
日本維新の会の馬場代表は3月22日、党の役員会で、
岸田総理のウクライナ訪問について「大きく評価するべきでない」と述べた。
そして「ウクライナに対して大きな貢献ができない状況の中で、わざわざ行ったことについて、
先方にどういう印象を与えたのか」と疑念を呈した。
その上で、岸田総理の訪問によって、ゼレンスキー大統領が「どういう建物の中で、どういう警備がされていたのか」
などの情報が「いろいろな所に流れるリスクがある」として、「先方にとって安全保障上厳しい状況に追い込まれる」と、意味不明のことを難癖付けた。
馬場代表は、こうした点を踏まえて「ウクライナに行ったことを大きく評価するべきではない」と述べ、
国会で訪問について、岸田首相の真意をただしていく考えを示した。
宗男議員に言われたのだろう。維新はロシア寄りということだ。
鳩山由紀夫氏も自身のTwitterにこう書きこんだ。
《中国が和平提案を示し習近平主席がプーチンと会談をしている時、岸田首相はゼレンスキーに会いに行くと言う。
G7で自分だけ行ってないかららしいが、自分も欲しいという子供じゃあるまいし。
世界は和平に向けて動き始め出した。単にウクライナを支援しますではなく、戦争終結の和平提案を出すべき時だ》
立憲民主党の原口一博議員も、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《岸田氏、ウクライナ訪問へ。インドで8兆円約束してきた岸田氏。ウクライナで幾ら約束してくるのか?
中国の和平案に賛成するなとでも言うのか?ウクライナの人々にもっと戦いなさいと言うのか?
無事に帰ってきて欲しいが帰ってきたら総辞職してほしい》
社民党の福島瑞穂党首も、
《岸田首相はウクライナを訪問。日本の首相が武力行使の現場に立つ事は初めてではないでしょうか。
一体何を話をしてきたのでしょうか。統一自治体選挙後、殺傷能力のある武器を供与することを運用指針を変えて認めるのではないかと大きな懸念を持っています》とツイート。
‘@G7各国の首脳がすでにウクライナを訪れている。
ウクライナもそんなへまなことはしない。
馬場代表の懸念は杞憂で、ただの難癖だ。
彼らこそ子供じみた批判は慎むべきだ。
ゼレンスキー大統領は岸田総理と会談した21日、「国際秩序の真の守り手だ」と日本を評価。
日本の国力やアジアでの発言力、G7議長国としての役割を考慮すれば「本日の会談は世界的な成果をもたらすことができる」と強調。
岸田総理は会談で、制裁逃れをロシアに許さない仕組みづくりを日本やG7が主導すると表明。
財政・復興支援で日本が役割を果たすとも述べた。
日本は被爆国としてロシアの「核の威嚇」を容認しないことをG7首脳会議でも強く発信すると約束。
世界の経済大国の日本、そしてQ7の議長国の首脳がウクライナを訪れる意義は大きい。
そして、岸田首相のウクライナへの電撃訪問の際にポーランドで列車に乗り込む姿を、
日本のメディアがポーランドで岸田総理を撮らえたことを、危機管理の甘さと指摘するが、
NHKと日本テレビだけに許しを与えた総理側の「意図的なリーク」だ。
そうでなければ、ポーランドの警察にとっくに捕まっている。
これによっても政府とNHKと読売の関係性が良く分かる。