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​厚労省「FFHS」一度も使用せず廃棄。

「デジタル敗戦」と言われた新型コロナウイルス対応で、使われなかった幻のシステム、

「症例情報迅速集積システム(FFHS)」。2009年の新型インフルエンザの教訓から、

素早く感染者情報を把握する目的で、厚生労働省の研究班が13年から7年かけて開発。

新型コロナ禍が始まった20年2月、厚労省から研究班にコロナ向けにシステムを改修するようメールで指示。



だが、導入されたのは同時期に急きょ、開発が始まった「HER―SYS(ハーシス)」だった。

FFHSではなく、なぜハーシスだったのか。

厚労省の担当者は「省内が混乱していたので詳しい経緯はわからない」と煙に巻く。

ハーシスの開発を主導した橋本岳副大臣(当時)にはFFHSの情報は上がっておらず、

橋本氏は「必要な機能が備わっていると説明を受けていれば、採用していたかもしれない」と、自身の能力不足を露呈。

FFHSの開発を担当した北見工業大の奥村貴史教授(49)は、

自治体が使いやすいよう意見交換を重ねて設計していたのに、政府は過去の教訓を生かさず、ハーシスを導入した」と指摘。

システムに関する厚労省の認識の甘さは実際にハーシスが導入された後、浮き彫りになる。

FFHSは感染者に関する入力項目を7に絞り込んでいたが、ハーシスは未知の感染症のデータを多く集めようと120に及び、入力に約30分を要した。

患者対応に追われた医療機関の多くはハーシスを使わず、感染者の情報が書かれた文書を保健所にファクスで送った。

保健所には紙が山積みになって入力が追いつかず、把握が遅れた感染者の死亡が相次いだ。



‘@って、今ごろ言われても死んだ人間は帰って来ない。

無駄な時間と金を使って被害者を増やした。

累計50億円以上を投じたHER-SYSも機能不全。

一度も使用せず廃棄される「FFHS」の経費も定かで無い

検証して次に生かさなくてはならないが、政府の闇が垣間見える。