ブラマヨ吉田氏、高橋洋一氏と同意にビックリ。
お笑いコンビ、ブラックマヨネーズの吉田敬らが、「バイキングMORE」に出演。
「さざ波」発言が物議をかもしている内閣官房参与の高橋洋一氏への『批判に異論』を唱えた。
高橋氏がツイートした「笑笑」という表現について、出演者のタレント高橋みなみさんが、
「言葉のチョイスが本当に最悪。亡くなった方もいらっしゃるし、今我慢して頑張って乗り越えよう、
という方がいる中で、これはちょっとびっくりしました」と批判。
しかし、一方、吉田氏は「ちょっとマイルドに嫌味っぽく言うてることで、
ここまで怒る必要ってどこにあるんですか?」と異論を唱え、
「(高橋氏の)考えを聞きもせず否定で終わらすのは良くない」と、高橋氏に賛同した。
高橋氏は東大卒業後、大蔵省(当時。現:財務省)に入省。
優秀な人物だが、今回のツィートの意味を理解し賛同できる吉田氏は、
高橋氏同様の頭脳を持っているようだ。
「さざなみ」は、世界と比べれば「さざなみ」なのだから、
責めるとこは「そこじゃない」と声を荒げる。
高橋氏の言っていることは分かるけど、表立って言ってはいけないと、
裏で言うことなどと、あまり悪く思っていない。
しかし、大阪などでは助かる命が助からず、見捨てられている現状がある。
身内を亡くした人にとっては、さざ波ではなく「狂濤 」なのだ。
死に目に会えない、亡くなっても対面できず、帰ってきたときには骨。
身内は2重3重の苦に打ちひしがれる。
それを「さざ波」といえる神経を、疑うどころか、怒りに震える
私にしてみれば「大問題」で「大非常識」な言葉だ。
高橋氏は9日ツイッターに、日本と各国の感染状況を、
最悪で失敗している国と日本を比較するグラフを投稿した上で、
日本の感染状況について「この程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と、ツィート。
「さざ波」や「笑笑」などの表現に対し、配慮に欠ける内容だとして、各方面で批判が広がった。
お笑い芸人の東野幸治氏は11日、ツイッターで、
「コレ以前から言ってた事なのになぁ。さざ波なのにひっ迫してるのが問題ですって」とし、
「T先生が叩かれていて、ZやNHKやマスゴミの人達は喜んでるだろうなぁ」と、
伏せ字を用いて、やはり高橋氏に賛同する私見を述べた。
東野氏のツイートに、先輩芸人である、ほんこん氏も「ホンマやで」と同意。
「T先生が全ワイドショー出て論理的に説明してあげればいい でも理解できるかな?
疑問です タレントさん達は情弱が露呈しましたな ブラマヨ吉田は賢い」と、
高橋氏のツィートが理解できない人間はバカだとした。
‘@吉本の芸人さんは、かなりレベルが高いようだ。
私には、高橋氏のツィートは、新型コロナ被害者や五輪反対者をバカにしたツィートにしか見えない。
1万人以上の人が死亡し、大阪の医療は地獄絵図になっており、
「緊急事態宣言」や「蔓延防止等措置法」を発出する自治体も増えている。
重傷者数も日々最多を更新している。
これを、「さざ波」と言ってのける神経が私には高等過ぎて理解できない。
新型コロナで亡くなった人やその家族、
いま、命懸けで対応してくれている医療従事者の方たちが聞いたらどう思うのか。
高橋氏はツィッターに弁明のYouTubeをアップ。
「誰が笑笑っていうことなんだけど、こういうふうな感染のない状態で、
仮に日本が中止っていうことを言ったら世界から笑われるだろう、と意味です」と説明。
さらに、この意味を「細かく説明する」とし「オリンピックの開催権はIOCにしかない。
日本は会場を提供しているだけ。仮に日本の理由によって会場提供している人が中止って言ったら、
主催者のIOCから巨額の賠償金が請求されるっていうことです。たぶん数千億円」などと述べた。
続けて「今のオプションは無観客でやるか中止するかのどちらか。
中止すると数千億払うでしょ。常識的に考えれば無観客でやるっていうことなんです」とし、
「IOCは無観客でも放映権が取れるから、IOCから中止を言うことはない。
日本政府だってこういうこと知っているから言わないだけ。
日本が中止って言ったら数千億円の賠償金が派生する」などと持論を展開した。
以前から述べてているように、決定権はIOCだけ。
だから、小池知事が「止めます」なんて言ったら、首がいくらあっても足りないと指摘した。
それは金だけの問題ではない。
しかし、賠償金の条項はない。基本派生しない。
高橋氏は何も知らないで物語っているようだ。
それと、世界からも「東京五輪中止」の声は多く届いている。
高橋氏は知らないのか、無視しているのか。
高橋氏が示したグラフ同様、自分の都合のいいデーターだけ示して、
「私は数学者」などと吠えるのは、チャンチャラおかしくて反吐が出る。
こういう人を参与にした菅総理の責任は重大だが、菅総理自身同じ穴の狢だからどうしようもない。
中国が開催賛同を表明したのは、自国で来年冬季五輪が開かれるので、リップサービスだ。
菅総理は10日の参院予算委員会で「個人の主張についての答弁は控える」と述べた。
この菅総理の対応について高橋氏は「政府の方は簡単で、国会で菅さんも聞かれたらしいんだけど、
高橋さんの意見ですからコメントありません、でおしまいなんだよ。
そんなの政府の中にいたら知っているから。
私は、今回のこれで、政府の人に申し訳ありませんなんて何も言っていませんよ。
だってこんなものは常識的に簡単だから対応も。こんなもの。何て言うことないんだけど、
ごく一部の五輪中止っていう運動している人がいるんだよね。その人たちの問題でしょ」
などと、政府も同様の考えであることを示唆した。
菅政権は感染対策よりも五輪ということが良く分かる。
もしかしたら政権と蜜月の吉本には、五輪推進命令が下されているのか。