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ワクチン接種後死亡開示資料は“ほぼ黒塗り”

「なぜ妻は亡くなったのか」


1か月前、17年間連れ添った最愛の妻・綾乃さん(42)を突然失った飯岡英治さん。

「1か月ですね、今日で。これだけ長いこと離れていることが今までなかったので、

すごく寂しくて、つらくて、もう会えないと思うと…悲しいですね」

可愛がっていた猫のキクちゃんは憔悴しながら、いまも玄関に座り綾乃さんの帰りを待っている。



11月5日、亡くなる直前に綾乃さんが向かったのは、新型コロナワクチンの集団接種会場。

愛西市などによると、BA.5に対応したファイザー社製のワクチンを接種(4回目の接種)した5分後に容体が急変。

綾乃さんは息苦しさを訴えたが治療薬は投与されないまま、血の泡を吹くなどすると心肺停止に。

搬送先の病院で死亡が確認。死因は急性心不全とされた。

愛知県医師会の渡辺嘉郎(よしろう)理事: 「看護師が女性の体調変化に気づいた時点で救護室に運ばず、

その場でアドレナリンの筋注(筋肉注射)をできなかった体制に問題がありました」

11月17日、愛知県医師会は独自の検証結果を報告。「アナフィラキシーが強く疑われた」としたうえで、

当時の接種会場における体制の問題を指摘した。

また、アナフィラキシーだった場合には「最重症型」とみられ、

アドレナリンを打ったとしても救命できなかった可能性が高いとしたものの、

遺体が解剖されていないため病態の解明に至らなかったとしている。

愛知県医師会の野田正治(まさはる)副会長は、



「カルテの記載では解剖の話もしたんだけれども、それについては(夫が)お答えにならなかった」と説明。

だが、飯岡さんは説明を受けていないと言う。

「このカルテには、解剖のことは一切書いていない」入手した病院のカルテにも解剖のことは記されていなかった。

また、飯岡さんや東海テレビが情報公開を求めて開示された資料は、ほとんどが黒く塗りつぶされていた。

飯岡さんは 「何をこんなに隠すことがあるんでしょうね。やった内容まで隠す必要ないじゃないですか。

ってことは、何か不都合なことがあるから隠しているってことですもんね」 と憤る。

飯岡さんが強く求めている市長の弔問について日永貴章(ひなが・たかあき)愛西市長は、



「責任が非常に、我々としてもあるんではないかという風に考えております。

まずは、医療事故調査委員会をしっかりと開催して、

その調査結果を真摯に受け止め対応させていただくべきだという風に判断いたしております」



飯岡さん: 「市が言う誠意のある対応っていうのが、実際何なのかというのが一切見えてこない」と疑問を呈し、

心の整理がつかない日々を送っている。

線香をあげたからと言って認めたことになるなどの考えは捨てるべきだ。

市が用意した施設で亡くなったのだから、線香の一つでも上げるのが自治体の在り方だし人の心というものだ。

わたしはそう思うが、法的にはそうはいかないのか。

余計なことはするなと上からの圧力があることは間違いない。